手土産の渡し方にも基本マナーがある!知って便利な手土産の渡し方を解説

column-img11

手土産の渡し方?深く考えたことがある方はそれほど多くないでしょう。手土産の渡し方にも、正しい渡し方があります。手土産を渡すだけですが、渡す場所、タイミング、渡すときの状態、相手先に持ち込むときの包み方など、思いのほか考えることが多くあるのです。さらに、どんな言葉を発すればよいのかなど、知っておくと助かるマナーもあります。今回は手土産の渡し方について解説します。

 

手土産の正しい渡し方

せっかく手土産です、お渡しする際に失礼がないように渡すのが大切です。手土産は渡す相手の立場に応じて、渡し方が異なってきます。それだけに、それぞれのシュチエーションに応じて、渡し方の正しいマナーを覚えておきましょう。

紙袋から取り出して両手で渡す

基本的に、手土産は紙袋や風呂敷から取り出して、両手で先方にお渡しします。紙袋や風呂敷は「誇りよけ」の役割で、本来はそのまま渡すのは失礼にあたるのです。しかし、最近は紙袋に入れたまま渡すことがおすすめの場面もあります。相手が手土産を入れるバッグやカバンを持ち合わせていない場合は、袋に入れたまま渡したほうが持ち運びやすくなり、紙袋に入れたまま渡しても問題ないようです。ただし、紙袋に入れてわたすときに「紙袋のまま失礼します」と言葉を添えるのが必要です。実際には、受け取る側も紙袋のまま受け取った方が持ち運びは楽でしょう。

相手から見てお土産が正面になるよう渡す

手土産のケースに文字や絵がある場合は、受け取る側から見てお土産が正面になるように渡すのが基本マナーです。さらにいえば、一度自分のほうに品物を向け、傷や汚れがないかチェックして、右回りに90度ずつ回してから先方に渡しましょう。

一言添えながら渡すのがおすすめ

手土産は、一言添えながら渡すのがおすすめです。感謝の気持ちや相手の方を想いやる心を込めた言葉を添えることで、受け取る側も気持ちよく受け取れます。最近は、「つまらないものですが」という、へりくだる言葉は言われなくなっています。使わないようにしましょう。

玄関先で渡す場合も

基本的に手土産を玄関先で渡すことはよくないといわれますが、生鮮食品や生花などは、早く渡したほうがよいお土産です。早く渡す場合は、お土産の内容について一言を添えて玄関先で渡せば問題ないようです。

一番立場が上の人に渡す

会社など複数の人がいる場所で手土産を渡す場合は、その場で一番立場が上と思われる方に渡すのが基本マナーです。また、渡す側も複数で訪ねた場合は、渡す側の中で一番立場が上の人が渡すようにしましょう。

 

手土産を渡すタイミング

column-img12

手土産は、渡すタイミングも重要です。渡すタイミングを逸すると、拍子抜けしたタイミングになり、せっかく厳選した手土産の魅力が充分に活きてこない場合もあります。

訪問のときは席に着く前に渡す

訪問先で手土産を渡すタイミングは、挨拶後、案内された席に着く前に渡します。このときの注意ポイントは、訪問した直後に渡すのはよくありません。ビジネスの訪問時には応接室に通されたあと、個人的に訪問したときは、席に着く前に渡すのがおすすめのタイミングです。

接待のときはお帰りの際に

飲食店での会食の際は、会食の初めに渡すと相手は荷物になるため、会食をお開きにする別れ際のタイミングでお渡しするのが最適です。

お詫びの際は謝罪を受け入れてもらってから

お詫びの際はまず誠心誠意謝罪し、謝罪を先方に受け入れてもらってから、手土産を渡します。
謝罪の前に手土産を渡すのは、物で解決しようと取られ失礼になります。

 

手土産の選び方

手土産は何でもよいというわけにはいきません。お渡しする手土産にも、押さえておきたい重要なポイントがあります。

分けられるもの

手土産は、分けられるものを選ぶのがおすすめです。とくに会社や大家族のお宅を訪問する場合は、多くの方に配ることが前提だけに、個包装の数物のお土産を選ぶようにしましょう。

送る側の近所で手に入るものは避ける

せっかくの手土産ですから、相手の近いエリアで売っていないものを選ぶことが重要です。相手にとって珍しいお土産の方が喜ばれます。また、近所で売っているものをお土産にすると、取り敢えずつくろった印象もあり、値段も特定されやすく、気配りして選んだという印象を与えません。

日持ちするもの

食べ物についていえば、手土産は日持ちするものを選ぶのがおすすめです。賞味期限の近い食べ物はバタバタしながら処分することになり、無理して食べたり、食べ切れなかったりして、お土産ながら相手に負担をかけることになります。

 

まとめ

手土産は日本独自の文化です。江戸時代に起源があるようで、歴史があるだけにマナーもあります。せっかく、お土産をお渡しするのですから、失礼のないようにお渡しして、お土産が有効に活きるように気配りしましょう。

「株式会社グリーンバレー」は、渋谷区代官山で「シナモンロール専門店代官山 uzu」を開いています。小さなシナモンロールの専門店ですが、国産小麦を使用し、100%北海道産バターを使用しています。催事への出店ご依頼など、どのようなことでもご相談ください。